学会活動

2020ランニング学会総会に関するお知らせ

ランニング学会会員の皆様、

本年度は、コロナ禍の影響により3月に帝京科学大学で開催予定の学会大会が中止となりました。それに伴い学会大会時に開催予定であった学会総会も中止となりました。総会は本会の最高議決機関であり、次の事項を審議決定する(会則第12条) とされております。

(1) 会長、副会長、理事の選任、(2) 事業報告および収支決算、 (3) 事業計画および収支予算、 (4) 会則および諸規定の改正、 (5) その他の重要事項

本年度の総会では(2)~(5)の事項を審議決定する必要がありましたが、総会は次年度の学会大会まで開催することは困難です。そこで理事会を開催しまして(2)~(5)の事項を審議し、修正の上承認されました。本年度は理事会の審議決定に基づき暫定的に学会の運営を行い、次回総会において事後承認をお願いしていくこととなりました。

理事会は、2020年6月9日(火)にZoom会議を用いて開催されました。そこで審議決定されたことは以下の事項で、これに基づき本年度の運営が行われます。

(2) 事業報告および収支決算

Ⅰ 2019年度各委員会事業報告(2019.4月~2020.3月)

1)研究委員会:事業報告

  • 編集部会 「ランニング学研究」の進捗状況
    • 31巻1号(2019年度1号)は発刊、発送済み
    • 31巻2号(2019年度2号) 6月発刊予定
  • 研究奨励部会
    • 学会賞・奨励賞の選定の進捗状況について2名を推薦する。
    • 学会大会・優秀発表賞について 大会延期のため、受賞者なし
  • 調査研究部会
    • 学会にて予定されていたシンポジウム「女性ランナーの諸問題」が中止
    • 調査結果をHPにて2回に分けて報告

2)普及委員会:事業報告

  • 情報発信部会
    • 合計7回のエッセイ(山地啓司顧問寄稿)をHPに配信
    • HPの改良
    • プロジェクト報告のHP周知
  • 指導員養成部会
    • 指導者・指導員管理 全224名(特別上級8、上級26、認定指導員190)
    • 講習会の開催
      • 養成講習 2回(10月東京、2月大阪) JAAF、健康運指導士更新研修を兼ねる
      • 更新講習(1種)2回(12月大阪) JAAF、健康運指導士更新研修を兼ねる
      • 更新講習(2種)2回(7月多摩川、9月奈良) それぞれ公認クラブが主催
      • 受講者数 のべ173名(学会員109、JAAF指導者51、健康運動指導士など11)
    • 上級昇格 1名 審査中
    • 養成講習テキスト編集の準備
  • クラブ運営部会
    • 公認ランニングクラブ数 16クラブ(継続15、新規1)
    • 2019年度新規公認クラブ:LAC(福岡、代表者:得居)

3)事務局報告

  • 会員の異動など(2019年度11月~2020年6月5日)
    • 入会者 17名   退会者 17名
  • 会員数(2020.6.5現在)  正会員:531名
  • 会費の納入状況(2020.6.5.現在)
    • 2020年の会費:17.5%(93名/531名)未438名

Ⅱ 2019年度収支決算(2019.1月~2019.12月)

「ランニング学会2019決算書」が理事会で承認された。決算書についてはランニング学研究31巻2号(2019年度2号)送付時に同封する予定。

(3) 事業計画および収支予算

Ⅰ 2020年度各委員会事業計画(2020.4月~2021.3月)

1)研究委員会:事業計画

  • 編集部会 「ランニング学研究」
    • 32巻1号(2020年度1号) 10月発刊予定
    • 32巻2号(2020年度2号) 2021年3月発刊予定
    • 2021年4月以降(33巻1号以降)はオンライン化を開始し、J-stageにPDFを掲載する。印刷物は希望者にのみ配布する(送料を負担してもらう)。
  • 研究奨励部会
    • 9月までに推薦のあった論文およびランニング学研究(31巻1号および2号)に掲載の論文から学会賞および奨励賞を選定する。
    • 学会大会において、優秀発表賞を選定する。
  • 調査研究部会
    • 「女性ランナーの諸問題」に関して研究会開催を企画する。
    • 調査の報告を論文化する・あわせて簡易な冊子の作成を行う。

2)普及委員会:事業計画

  • 情報発信部会
    • ランニング学会HPへの情報提供(部会からの情報提供と各委員会・部会への情報請求)
    • ランニング学研究後半部分への原稿提供
    • Facebook「ランニング学会+」への情報提供と管理
  • 指導員養成部会
    • 指導者・指導員管理 2020年3月に更新できなかった57名には期限延長の対応をする
    • 講習会の開催
      • 養成講習会:今年度は実施しない(新たに指導員認定を行わない)
      • 更新講習会(1種):オンラインで開催することを目標とする
      • 更新講習会(2種):公認クラブからの申請があれば実施の可否を判断する
    • 上級昇格審査
      • 一次審査(書類審査)(実施時期未定)
      • 二次審査(面接および筆記試験)オンラインも含めて実施方法を検討する
  • クラブ運営部会
    • 公認クラブ活動報告
    • 公認クラブ継続手続き
    • 新規公認手続き
    • 交流会
    • 各クラブからの情報発信推進

Ⅱ 2020年度暫定予算(2020.1月~2020.12月)

理事会において、ランニング学会2020予算を了承された。それに基づき、2020予算を暫定予算として運用していくこととなった。暫定決算についてはランニング学研究31巻2号(2019年度2号)送付時に同封する予定。

(4) 会則および諸規定の改正

理事会において、購読会員についての会則改正が了承された。総会までこの会則改正を暫定的に実施していくこととなった。

(旧会則)

  1. 第4条 本会の会員の種別は次の通りとする。
    1. 正会員:ランニング、ジョギング、ウォーキングを愛好する研究者ならびに実践者で、正会員に推薦された個人。
    2. 賛助会員:本会の目的に賛同する団体および個人で、理事会により承認されたもの。

(新会則)

  1. 第4条 本会の会員の種別は次の通りとする。
    1. 正会員:ランニング、ジョギング、ウォーキングを愛好する研究者ならびに実践者で、正会員に推薦された個人。
    2. 賛助会員:本会の目的に賛同する団体および個人で、理事会により承認されたもの。

      以下を加える
    3. 購読会員:本会の目的に賛同する団体および個人で、ランニング学会によって発行された学術雑誌の購読を目的とするもの。

(5) その他の重要事項

Ⅰ 東京マラソン財団スポーツレガシー助成事業 総額300万円

内訳 学会運営費 90万円、ランニング指導員養成事業 50万円、研究助成事業 40万円、学会プロジェクト研究事業 120万円

Ⅱ ランニング学研究のオンラインジャーナル化

  • ランニング学研究は、オンラインジャーナル化を進め、J-Stageでの公開とし、2021年度から原則として冊子体の会員への郵送配布は行わない。冊子体(印刷物)も作成するが、冊子体を希望する場合は別途費用を頂く。費用に関しては検討中である。
  • 「ランニング学研究」冊子体廃止のお知らせ
    • 本年6月の理事会におきまして、「ランニング学研究」は2021年3月発刊予定32巻2号(2020年度2号)をもって冊子体を廃止することが承認されました。これまで冊子体に親しんでこられた会員の皆様にはご不便をお掛けしますが、今後はオンライン版のご活用をお願いいたします。なお、2021年4月以降(33巻1号以降)はオンライン化を開始し、J-stageにPDFを掲載いたします。冊子体は希望者にのみ有料配布(費用は検討中)させていただきます。

Ⅲ 理事・役員の任期の一時的な延長について

理事会によって、コロナ禍の影響により、理事・役員任期を2022年3月末まで1年間延長することについて承認された。なお、これは一時的な措置であり、次期役員体制からは、2年間の任期に戻すこととなっている。